ピクニックのような「青空古本市」?コーヒー好き、本好きが多数来店

古本店3店舗が出店し、祝日とあって多くの家族連れでにぎわった

古本店3店舗が出店し、祝日とあって多くの家族連れでにぎわった

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 那覇・パラダイス通りの「珈琲屋台 ひばり屋」(那覇市牧志1、TEL 090-8355-7883)は11月23日、同店の庭で「青空古本市?空と読書と美味しいモノ?」を行った。子ども連れや若い女性など多くの人が訪れ、青空の下でコーヒーや本を楽しんだ。通常営業内での同様のイベント開催は初めてだという。

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 同店は、住居やビルに囲まれた約27坪の空き地を、「ゆっくりできる公園のような空間で、秘密の花園のような場所」(同店)に改装し、店舗は持たず「屋台」でコーヒーやスイーツなどを提供している。来場者は青空の下、設置されたベンチやいすでコーヒーを楽しむという営業形態。

 参加したのは、日本一狭い古本店「とくふく堂」(牧志3、TEL 090-1703-0922)、絵本、生活系雑誌、沖縄本、水木しげるをメーンに扱う「ちはや書房」(若狭3、TEL 098-868-0839)、美術や建築、工芸などアート系の書籍を取りそろえる「言事堂(ことことどう)」(若狭3、TEL 098-864-0315)の3店舗で、それぞれダンボール5?6箱分の本を出品。来場者は、所狭しと並べられた本を熱心に物色したり、ベンチで購入した本とコーヒーを楽しむ姿が見受けられた。そのほか、築60年の古民家を改造したギャラリーカフェバー「1COLOR(イチカラー)」(牧志1、TEL 098-861-7274)は「アグー・カツサンド」を提供。

 市を企画したひばり屋の辻佐知子さんは、「ピクニックのような市にしたかった。ピクニックといえばサンドイッチは外せないので1COLORさんにお願いしたが、アグー・カツサンドが人気で午後には売り切れた」と話す。

 辻さんは「青空の下で飲むコーヒーのおいしさを多くの人に知ってほしくて、そのきっかけになればと思い企画した」としたうえで、「午前中は小雨が降り心配したが、午後は天気も良くなり予想以上の人が来てくれた。お客さんや出店した古本屋さんの反応も良かったので今後、年2?3回をめどに行っていけたら」とも。

珈琲屋台 ひばり屋とくふく堂ちはや書房で文華堂言事堂

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