那覇で「泡瀬干潟の写真と彫刻」展-海藻、貝など250点展示

沖縄市東部海浜開発事業で埋め立てられる泡瀬干潟の海藻や魚、貝、イソギンチャク、風景、人物などの写真約250点を展示

沖縄市東部海浜開発事業で埋め立てられる泡瀬干潟の海藻や魚、貝、イソギンチャク、風景、人物などの写真約250点を展示

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 パレットくもじ6階・那覇市民ギャラリー(那覇市久茂地1、TEL 098-867-7663)で1月8日より、「世界の宝、泡瀬干潟と浅海・写真と彫刻~小橋川共男と屋良朝敏二人展」が行われている。主催は泡瀬干潟を守る連絡会(沖縄市)。

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 同展は、同連絡会の共同代表を務める写真家・小橋川共男さんが、沖縄市東部海浜開発事業で埋め立てられる泡瀬干潟とその周辺を2002年1月から2007年11月までに撮影した中から、海藻や魚、貝、イソギンチャク、風景、人物、エンジン付きパラグライダーで上空から撮影した写真など約250点を展示する。写真は「浅海域の生き物たち」「サンゴ群落」「干潟と人びと」「干潟と渡り鳥」など16項目に分け、項目ごとに小橋川さんの手書きの説明文も添えた。小橋川さんは「文字で理解を深めてもらい想像を膨らませてもらえれば」と話す。

 屋良さんは空き缶や廃材などを使い、泡瀬干潟の生き物の生命力と埋め立てによって死滅しようとしている姿を表現したオブジェ5点を展示している。

 「泡瀬干潟と浅海域は世界的にもユニークな場所で、新種や希少種がどんどん発見されている『世界の宝』ともいえる場所。沖縄の貴重な財産である干潟が消えてしまっていいのかどうか、この写真や作品を通して県民の皆さんが考える一助になれば」(小橋川さん)とも。

 閲覧時間は10時~19時(最終日は17時まで)。1月13日まで。会場では、同8日に同連絡会から発行された小橋川さんの写真絵本「こんにちは泡瀬干潟」(A4版、48ページ、2,000円)も販売する。問い合わせは同連絡会(TEL 098-939-5622)まで。

泡瀬干潟を守る連絡会

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