美術館で沖縄伝統音楽・舞踊-「沖縄文化」関連イベント目白押し

各流派から42人が参加し、三線(さんしん)を中心に筝曲、笛、胡弓、太鼓などが加わり古典音楽を斉唱した

各流派から42人が参加し、三線(さんしん)を中心に筝曲、笛、胡弓、太鼓などが加わり古典音楽を斉唱した

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 沖縄県立博物館・美術館(那覇市おもろまち3、TEL 098-941-8200)と自治総合センター(東京都千代田区)は共催で1月8日、同館講堂で「ミュージックライブ 沖縄伝統音楽・舞踊」を行い、平日にもかかわらず多くの来場者が訪れた。

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 舞台では、沖縄伝統音楽安冨祖流保存会、沖縄伝統音楽野村流保存会、沖縄伝統音楽箏曲保存会、沖縄伝統舞踊保存会から42人が出演。「かぎやで風節」「恩納節(うんなぶし)」「揚作田節(あぎちくてんぶし)」など古典音楽を斉唱したほか、古典舞踊では「かぎやで風」「かせかけ」「高平良万才(たかでぃーらまんざい)」「鳩間節」「かなよー」など、祝賀行事など祝いの席でよく演奏される沖縄伝統音楽と舞踊が華やかに披露された。

 同イベントは、美術館開館記念展「沖縄文化の軌跡1872~2007」(2月24日まで)の関連イベントの1つ。沖縄文化の歴史や流れ、特徴を実際に「見たり聴いたり」することでより深い理解を促すことを目的に同館が企画した。これまでアーティストトーク、映画&トーク、郷土芸能、音楽ライブ、文化フォーラムなどを行っている。同館の原裕昭さんは「開館記念で少し特別だが、音楽ライブや映画上映、演劇などを博物館や美術館で行うのは全国でも珍しいのでは」と話す。

 「入場無料もあってか毎回満席に近い状態で好評を得ている。2月末までの週末は、登川誠仁さんと知名定男さんの民謡をはじめ、ロックで有名な沖縄市のコザロック、屋良文雄さんや与世山澄子さんなどのジャズライブ、お笑いや演劇などさまざまなイベントを予定している。『沖縄文化の軌跡』展も併せて楽しんでほしい」(原さん)とも。

開館時間は9時~18時(金曜・土曜は9時~20時)。月曜定休。

沖縄県立博物館・美術館

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