リウボウホール（那覇市久茂地1、TEL 098-867-1171）で1月30日より、真和志（まわし）高校（那覇市真地）「クリエイティブアーツコース」の生徒らによる「卒業記念展」が行われている。同展は、3年生の卒業を記念しこれまでの学習の成果を保護者や県民に広く紹介することを目的に開催している。今年で2回目。

　会場には、この春卒業する29人が手がけたイラストや写真、立体、陶芸、アクセサリー、コラージュ、塗り絵、絵本、油絵、映像作品など、さまざまな表現手段を用いた個性あふれる作品約175点を展示。作品近くには制作した生徒の顔写真とコメントが書かれた小さなカードを添えた。そのほか1・2年生らのデッサンやクラフト、陶芸作品も展示するほか、「写真甲子園」で優勝した同校インターメディア部の活躍を紹介するパネルも展示する。

　同校教諭の屋良朝彦さんは「今年は予算が厳しく、生徒は古紙回収や空き缶集めなどを行い資金作りに協力してくれたほか、OB会や多くの企業のおかげで開催できた」と振り返る。「自分の好きなことを学んでいるためか、みんな伸び伸びと楽しそうに作品を作っている。それが作品にも反映されていると思う。ぜひ見に来てほしい」（屋良さん）とも。

　同校は沖縄県内で唯一「単位制」を導入し、普通コース、介護福祉コースのほか、県内唯一の専門コース「写真・映像デザイン」「イラスト・まんが表現」「陶芸」の3つからなる「クリエイティブアーツコース」を開設する。同校のインターメディア部は、「写真甲子園」で2003年、2006年、2007年と優勝している。

閲覧時間は10時〜20時（最終日は17時まで）。入場無料。2月4日まで。

沖縄県立真和志高等学校