平和通りに主婦厳選「限定ショップ」-「まちぐゎー復活プロジェクト」の一環で

主婦が「欲しい」「優れもん」と厳選した無農薬手摘み紅茶やパンの缶詰、島とうがらしオイルなどの食料品や雑貨など約80アイテムが並ぶ(写真=店内)

主婦が「欲しい」「優れもん」と厳選した無農薬手摘み紅茶やパンの缶詰、島とうがらしオイルなどの食料品や雑貨など約80アイテムが並ぶ(写真=店内)

  • 0

  •  

 那覇・国際通りに接する平和通りの「まちぐゎー情報広場 じんぶん缶」(那覇市松尾、TEL 098-861-9073)で2月2日、那覇市在住の主婦8人が厳選した商品を販売する「まちぐゎーセレクトショップfrom主婦」を限定オープンした。沖縄方言で「まちぐゎー」は「市場」、「じんぶん」は「知識、分別」を意味する。

[広告]

 同ショップは、那覇商工会議所が進める「まちぐゎー復活プロジェクト」の一環で企画されたもので、空き店舗を利用して昨年11月に開設。県内の大学生らが主体となって商店街に地元客を呼び戻すための調査・研究を進めている。今回のショップは、昨年12月に県内大学生が手がけたセレクトショップに続く第2弾。

 約15坪の販売スペースには、平和通り周辺の商店が扱う商品の中から主婦が「欲しい」「優れもん」と厳選した22店舗約80アイテムが並ぶ。商品選びから仕入れの交渉、店作り、商品の展示レイアウト、販売も主婦自ら行う。

 商品は、県内栽培で無農薬手摘み紅茶をはじめ、うるま市で唯一作られているという「パンの缶詰」、手軽にペペロンチーノが作れる島唐辛子をオリーブオイルに浸した「島とうがらしオイル」、乾燥ひじきや切り干し大根、豆類などの食料品をはじめ、エコバッグやアクセサリー、サンダルなど沖縄の素材を生かした雑貨と多彩に集めた。そのほか、商品を仕入れた店舗を紹介する地図を用意したほか、昔と今の商店街を比べる写真展も開催する。

 同ショップに参加する崎原さと子さんは「スーパーの品ぞろえと変わらないと思っていたが、市場周辺の店には『すぐれもん』の商品がたくさんあって新しい発見だった」としたうえで、「若いが店のオーナーとして頑張っている人も多くいて驚いた。こうした若い人たちを応援していきたい。今回選んだ商品だけでなく、市場の良さも併せてアピールできたら」(崎原さん)と話している。

営業時間は10時~19時。2月11日まで。じんぶん缶では、県内学生が案内する「まちぐゎー四次元探検ツアー」(参加費500円)を2月16日・29日に行う。

じんぶん缶詰め(ブログ)

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース