那覇「栄町市場」と沖縄市「銀天街」、アートを通じて市場間交流

琉球大学教育学部地域デザインゼミに参加する学生らが企画したアートを通じた市場間交流で地域活性化を目指す(写真=おきなわ時間博物館)

琉球大学教育学部地域デザインゼミに参加する学生らが企画したアートを通じた市場間交流で地域活性化を目指す(写真=おきなわ時間博物館)

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 那覇・栄町市場内のアート系NPO法人「前島アートセンター」が運営する「おきなわ時間美術館」(那覇市安里、TEL 098-885-9371)で2月18日より、「となりの美術市場 まちずかん〜栄町編〜 made in 銀天街」が行われている。

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 同イベントは、栄町市場と沖縄市の商店街「銀天街」との市場間交流を目的としたプログラムで、琉球大学教育学部地域デザインゼミに参加する学生らが企画し、市商店街再生チャレンジショップ事業の第1号店「銀天大学」やアート集団「スタジオ解放区」が参加。

 互いの理解を深めるために、栄町市場では銀天街を、銀天街では栄町市場の作品をそれぞれ展示する。銀天街の「いいところ、面白いところ」を写真に撮り、それに言葉を添えた「市場交流カルタ」を天井からつるし展示するほか、衣料品店の倉庫に保管されていた昔の洋服の展示や、銀天街で行われたストリートファッションショーの様子、銀天大学の活動などを紹介する。

 同センターの岡田有美子さんは 「市場同士の新しい試み。2月16日に行われた銀天街での屋台祭りに栄町市場の『おばぁラッパーズ』が出演し銀天街の人々を大いにわかせた」(岡田さん)と話す。「銀天街から栄町市場を視察するツアーも行う予定しているほか、23日には銀天大学美術教室の子どもたちが栄町市場を探検して作品を作る『しゅっちょう美術教室』も行う。アートを通して2つの市場が交流することで地域の活性化につながれば」(岡田さん)とも。

 「おばぁラッパーズ」は、栄町市場でリサイクルショップや飲食店を営む40〜50代の「おばぁ」4人が2006年3月に結成。栄町市場への思いや店の紹介を自由につづる。地域活性化を目的に制作されたCD「めいどいん栄町市場」で聴ける。

閲覧時間は12時〜20時。入場無料。2月24日まで。同22日、23日19時より同館で「シングルモルトバー」も開催予定。

前島アートセンター

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