沖縄で映画「真夏の世の夢」製作発表-中江監督最新作、子役公募も

右から中江裕司監督、船長役を演じる照屋政雄さん、ロケ地となる伊是名村から観光振興課の仲田吉光課長も同席した

右から中江裕司監督、船長役を演じる照屋政雄さん、ロケ地となる伊是名村から観光振興課の仲田吉光課長も同席した

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 映画「ナビィの恋」「ホテル・ハイビスカス」などで知られる中江裕司監督が4月16日、沖縄県庁で会見を開き、共演者らとともに最新作「真夏の夜の夢」の製作発表を行った。会場には出演者代表の照屋政雄さん、ロケ地となる伊是名村観光振興課の仲田吉光課長が同席し、主役の子役らをオーディションで公募することも発表された。

 新作は、シェイクスピア原作「真夏の夜の夢」をベースに、沖縄の架空の島を舞台にした「ちょっぴり切ない」ファタジック・ラブコメディー。ストーリーは恋に傷付き古里の島に帰ってきた主人公「ゆり子」と、島を守るいたずら好きの妖精「マジルー」を中心に展開する。人間たちの恋愛騒動を軸に島を揺るがす危機をゆり子とマジルーが救おうとするハートウォーミングな物語になるという。主人公ゆり子役は、女優・柴本幸さんが演じる。

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 会見で中江監督は「『真夏の夜の夢』の舞台化は多いが、映画化は日本では初めてでは」とし、「16世紀アテネで繰り広げられる物語と、現代の沖縄には不思議と共通する部分がある。人と自然が共生し、神や妖精が人間のように存在していた時代があった。それが忘れられようとしている。豊かな生活の中でどこか息苦しさを感じている人たちや未来の子どもたちへ、この物語を届けたい」と意気込みを語った。

 これまで「ホテル・ハイビスカス」「恋しくて」などで、演技経験のないキャストを採用してきた中江監督は、「今回も新しい才能と出会いたいと思っている。マジルー役はこの映画でもっとも重要な役どころ。純粋でありながら野性味を持った子を採用したい」と、オーディションへの参加を呼びかけた。

 公募するのは、主人公の妖精マジルーと子ども時代のゆり子役。応募資格は、マジルー役が小学校5年生~高校生の男女、子ども時代のゆり子役が小学校1~4年生で、ともに県内在住が必須。締め切りは4月23日。詳細は「真夏の夜の夢オーディション係」(パナリ本舗内、TEL 098-868-9016)まで。

 撮影は伊是名村を中心に夏ごろ行い、今年中に編集作業などを終了、2009年に全国公開予定。

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