沖縄各地でアート展「wanakio」-8カ国20組のアーティストが参加

栄町市場をメーン会場に、農連市場・若狭小学校、沖縄市の銀天街・一番街、南城市知念・佐敷、中城村荻堂、東村福地ダム周辺などを展示会場に、アーティストが「その場にあるもの」を使い作品に仕上げ展示する

栄町市場をメーン会場に、農連市場・若狭小学校、沖縄市の銀天街・一番街、南城市知念・佐敷、中城村荻堂、東村福地ダム周辺などを展示会場に、アーティストが「その場にあるもの」を使い作品に仕上げ展示する

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 参加型のアート展「wanakio(ワナキオ) 2008」が11月15日より、沖縄県内各地で開かれる。

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 「ワナキオ」は、オキナワを並べ替えた言葉で、地域の人やもの、歴史などの素材をアーティストが見つめ直し、地域と交流しながら新しい価値を作り上げていくもの。2002年に始まり、2003年、2005年に行われ、今回3年ぶり4回目の開催となる。

 今回は、8カ国20組のアーティストが参加。栄町市場をメーン会場に、真嘉比・牧志・農連市場・若狭小学校(共に那覇市)、沖縄市の銀天街・一番街・パルミラ通り、南城市知念・佐敷、中城村荻堂、東村福地ダム周辺などを展示会場に、アーティストが「その場にあるもの」を使い作品に仕上げ展示する。

 内容は、東村ではヤンバルテナガコガネをモチーフに広大な赤土をキャンパスに見立てた壁画を制作展示するほか、農連市場のおばあたちの話をもとにその場で寸劇を作り映像にして上映したり、センダングサを使って絵を描いたりするなど、さまざまなアプローチと表現方法で作品に仕上げるという。

 また、栄町市場にスタジオを設けてインターネットを通して関連アーティストや町の人、ボランティアなどの映像を上映するほか、展示に合わせたトークセッションやライブ、ワークショップ、まち歩き、アートバーやゼミなど、さまざまなプログラムを用意する。

 同実行委員の宮城潤さんは「銀天街から参加したいという要望や、アーティストも好きな場所で作品の制作展示を望んでいたこともあり、沖縄全体をフィールドとして展開することにした」とし、「展示作品とともに町の様子や歴史背景を一緒に見ると、より理解が深まって楽しくなると思う。ぜひ寄り道しながら楽しんでほしい」と話している。

 展示時間は11時~19時。入場無料。今月30日まで。詳しくは、ワナキオ実行員会(NPO法人前島アートセンター内、TEL 098-885-9371)まで。

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