県内IT企業などが共同でIT技術習得支援-最大全額無料も

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 プログラマー人材育成支援会「ちばり」(宜野湾市)は2月1日より、プログラム技術習得の学費を支援する事業を始め、受講希望者を募集している。民間企業による同様の事業は県内では初めて。「ちばり」は、沖縄の方言で「頑張れ」の意味。

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 同会は、県内IT企業18社と首都圏の県出身者で構成された関東IT沖縄協議会(東京都)を母体とするEmEO(エメオ)沖縄(那覇市松川3、TEL 098-835-9418)により設立された。

 提携企業の1社で、プログラマー養成スクールを主宰するサザンウイングの宮城浩之社長は「『IT技術は難解』と若者のIT離れが進んでいる。そうした状況に危機感を抱いたコンピューター会社が立ち上がり、費用を支援して技術者を育成確保するために発足した」と話している。

 同事業は、応募者の中から登録企業が面接や適性試験などにより採用後、県内のスクールで技術を習得させ卒業後に正規雇用する仕組み。受講費用は採用予定企業が負担し、最大で無料となる。受講場所は那覇市銘苅(那覇市銘苅2)に新たに開設し、3月5日より「JAVAプログラム」を3カ月で習得するコースを開講する。

 「採用を予定している登録企業は40社を数える。20人の受講が決まり、すでに2人の採用内定をもらっている。夜間コースも準備しているので新卒・社会人を問わず是非応募してほしい」(宮城さん)と話している。

サザンウイング

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