那覇にコーヒー「生豆」専門店-鮮度にこだわりオリジナル焙煎機も開発

生豆はアラビカ種の1級品でニュークロップ(当年物の新しい豆)を取り寄せ、還元水で素早く水洗いしオリジナル焙煎機で仕上げる

生豆はアラビカ種の1級品でニュークロップ(当年物の新しい豆)を取り寄せ、還元水で素早く水洗いしオリジナル焙煎機で仕上げる

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 那覇・コープ首里近くに12月12日、生豆にこだわったコーヒー豆専門店「生豆屋(きまめ)」(那覇市首里鳥堀町4、TEL 098-887-2741)がオープンした。

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 自宅1階を利用した店舗の面積は約20坪。玄関ホールはコーヒーの生豆が入った約20個のたるをディスプレーした販売スペースに、そのほかはカフェスペースとして開放。カウンター席のほか、さまざまな陶器をディスプレーした座敷や個室などでコーヒーが楽しめる。

 同店では、注文を受けてから生豆を水洗いし焙煎(ばいせん)を行う。希望により粉にひいて300グラムから提供するスタイル。「ブルーマウンテンNo.1フラムステッド」「ハワイコナ・エクストラファンシー」などストレート14種、ソフト・ハードブレンド、ブラジル産の豆をブレンドした「BBブレンド」など6種を用意(100グラム=300円~1,500円)。

 同店を切り盛りするのは石川貴義・のり子さん夫妻。貴義さんは「鮮度とおいしさ、クリアさにこだわり、生豆はアラビカ種の1級品でニュークロップ(当年物の新しい豆)を取り寄せている。2度のハンドピック(選別)を行い、還元水で素早く洗うことで汚れなどを取り除いている」とし、「市販のものでは火力の調整など希望する焙煎ができなかった。そこで遠赤外線直下式バナーを使った特注のオリジナル焙煎機を作った。これが完成したから出店を決めたとも言える」と熱く語る。

 フードメニューは、「豆の販売だけではもったいないと思い軽食を提供している」と、のり子さん。ホットサンド(たまご、ハムチーズ、ツナ、スパゲティ)をメーンに、手作りのチーズケーキ、シフォンケーキ(各350円)、日替わりコーヒーのセット(600円)も。

 「豆の注文からお渡しまで25分ほどかかってしまうが、サービスコーヒーを飲みながら会話を楽しんでほしい。コーヒー好きなお客さまだけでなく地域の交流の場になれば」とも。

 営業時間は13時~20時。水曜・祝日定休。コーヒー豆はデリバリーにも応じる。

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