那覇で「生物多様性ってなーに?」展-28団体5個人が出展

多様な生き物が生息する沖縄の現状を写真やテキスト資料、貝殻やマングローブの苗、模型など、各団体が工夫を凝らし紹介

多様な生き物が生息する沖縄の現状を写真やテキスト資料、貝殻やマングローブの苗、模型など、各団体が工夫を凝らし紹介

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 那覇市民ギャラリー(那覇市久茂地1、TEL 098-867-7663)で1月12日、合同作品・写真展「生物多様性ってなーに?」が始まった。主催は沖縄・生物多様性市民ネットワーク。

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 2010年は、地球上の多様な生物の保全を推進するため国連が定めた「国際生物多様性年」にあたり、10月には愛知県名古屋市で「生物多様性条約」の第10回締約国会議(COP10)が開催される。同展は、こうした動向を踏まえ沖縄でもより多くの人に生物多様性について理解を深めてもらおうと企画された。自然保護、環境系NPOなど28団体、5個人が出展する。

 会場には、「小さな島々沖縄の、大きな宝。環境と平和と人権を結ぶ」をキーワードに、ヤンバル(沖縄本島北部)の森の植物をはじめ、佐敷や泡瀬の干潟の海の生き物や野鳥、石垣島白保のサンゴ、久米島のクメジマボタルなど、多様な生き物が生息する沖縄の現状を写真やテキスト資料、パネル、地図、グラフのほか、泡瀬干潟に生息する貝殻の実物展示や鳥の模型など、各団体が工夫を凝らし紹介。パンフレットコーナーや来場者の思いが記せる寄せ書きのコーナーも設ける。

 同ネットワーク事務局次長の河村雅美さんは「わたしたちの暮らしは多様性の恵みの恩恵を受けて成り立っている。沖縄は生き物の多様性が豊かあることや、それらがつながりを持っていることを見て、知ってほしい。各団体が思い思いに工夫して紹介しているので楽しんでもらえたら」と話す。

 開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月17日まで。

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