那覇市民ギャラリー(那覇市久茂地1、TEL 098-867-7663)で9月1日、アマチュアの絵画グループ「みかんの会」による「絵画展」が行われている。
同会は、沖展会員で美術家・赤嶺正則さんの絵画教室に通う生徒や卒業生が集まり1984(昭和59)年に発足、初めての絵画展を開催。以降ほぼ毎年1回の絵画展を開き、今回で23回目。
会場には会員18人が描いた油絵63点が並ぶ。モチーフは、沖縄の赤瓦屋根の家や古宇利島などの風景画を中心に人物、静物など。力強いタッチのものや色彩が優しいものなどさまざまで、6号の小品から100号の大作も。
同会の顧問も務める赤嶺さんは「絵画展は1年間の成果をお客さまに見てもらうもの。生徒の個性や力量に合わせアドバイスし、見てもらい恥ずかしくないものに仕上げて出品している」と話す。
「うちは『現場主義』。風景画を描く際には現地に行ってスケッチし、人物画も同様。写真ではなく本物をスケッチする。生徒が現場で感じた空気や光、雰囲気、そこで受けた感動などを、作品を通じて感じてもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~19時(最終日は18時まで)。入場無料。今月5日まで。