那覇新港ふ頭で「那覇ハーリー」、25万人の来場見込む

33回目を迎える「那覇ハーリー」は、漁の安全や豊漁を祈願する伝統行事(写真=ポスター)

33回目を迎える「那覇ハーリー」は、漁の安全や豊漁を祈願する伝統行事(写真=ポスター)

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 ゴールデンウイーク期間中の5月3日~5日の3日間、那覇・安謝の那覇港新港ふ頭内で那覇三大祭りの一つ「那覇ハーリー」が行われる。開催は今年で33回目。

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 ハーリーは約600年前に中国から伝わったとされ、毎年旧暦5月4日に沖縄各地で行われる伝統行事。爬龍船(はりゅうせん)を漕ぎ競い合い漁の安全や豊漁を祈願する。「那覇ハーリー」は廃藩置県で禁止されたが1975年に復活し、観光客誘致を目的に新暦のゴールデンウイーク期間中に行われるようになった。

 通常、爬龍船の漕ぎ手は10人前後だが、那覇ハーリーは全長14.5メートルの大型の爬龍船を使うのが特徴。漕ぎ手32人、鐘打ち2人、舵取り2人、旗持ちほか6人の計42人が乗り込む。メーン行事は、最終日に開催される「本バーリー」で、航海安全と大漁を願う「御願(うばん)バーリー」の後、那覇、久米、泊の3つの地域による本バーリーが行われその年の覇者を決定する。

 海上では、1日目=中学生(30チーム)やPTA(15チーム)、一般競漕(30チーム)のほか、今回は女子中学生のみの対抗レースも行われる。2日目=爬龍船一般体験乗船や巡視船一般公開、海難救助訓練などを開催。最終日=一般競漕(51チーム)のほか、御願バーリー、本バーリーが行われる。

 陸上のメーンステージや広場では、沖縄芝居や子どもショー、与世山澄子(よせやますみこ)さんのジャズやディアマンテスのライブショー、2007年の那覇観光キャンペーンレディーの発表なども行われる。夜は3日間にわたり花火約5,000発が打ち上げられる。

 同委員会の玉城徹夫局長は「本バーリーもいいが中学生競漕も見もの。真剣ンにハーリーに取り組んでいる彼らの姿を見ると元気がもらえる。ハーリー以外にもさまざまなイベントがあり、誰でも楽しめるので是非来てほしい」と話している。主催の那覇ハーリー実行委員会は期間中、25万人の来場を見込んでいる。

入場無料。10時~21時。

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