那覇の台湾茶専門カフェでコラボ展-「天描」と音楽、お茶が融合

台湾茶専門カフェでは初めての開催となる「天描」とお茶、音楽のコラボ展(写真=店内)

台湾茶専門カフェでは初めての開催となる「天描」とお茶、音楽のコラボ展(写真=店内)

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 那覇・ニューパラダイス通りの台湾茶専門カフェ「流求茶館(りゅうきゅうちゃかん)」(那覇市牧志1、TEL 098-862-3031)で10月25日より、絵と音と茶のコラボ展「POINTLINK EXHIBITION 大城清太 天描画展」が行われている。「天描」は「点描」のことで大城さんが考えた造語。天から授けられた絵を描く才能を広く世に還元していきたいという思いを表しているという。

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 会場の「流求茶館」の店舗面積は約15坪で、席数は14席。茶色を基調にした店内の壁には、同店の「流求」をイメージして新たに描いた作品を縦1メートル×横3メートルに拡大したものを展示したほか、作品集と料理メニューを融合させたオリジナルの作品ブックを各テーブルに配置する。そのほか、茶器と茶のフレーバーになる花(椿、百合、バラ、菊)をテーマにしたコラボ作品4点や、同店オーナーの山城豊さんから聞いた「神農」という茶の神様の話をヒントに新しく仕上げた作品を展示する。

 期間中、県内外で活躍するDJ「スメカリ」さんが制作したアンビエント系BGMで店内空間を演出するほか、栗をテーマにした同展限定スイーツセット4種(720円)も用意した。スイーツは、こがし栗と黒蜜のモンブラン、抹茶ときぎみマロン。ティラミス、栗とあずきのくずまんじゅう、黒ゴマとチョコソースの栗きんとん、茶は当方美人、炭あぶり烏龍、龍井茶、四季春高山茶からそれぞれ1つ選ぶことができ、茶こし付きマグカップで提供する。

 大城さんは、幼少のころから「神人(カミンチュ、神事などを司るノロなどの総称)」だった祖母とともに拝所(ウガンジュ)や御獄(ウタキ)などの聖地を回り、その時に祖母が語ってくれた「自然の神々」の話をもとに作品を制作。大城さんの作品の背景には「古代琉球の神々」があり、「目には見えない沖縄の心」を描いているという。

 同展開催のきっかけについて、大城さんは「この店の雰囲気が気に入ってよく利用させてもらっていた。何か恩返しができないかと、自分ができる絵と茶と音のコラボを提案し快諾してもらった。空間全体を演出したかったので音にもこだわり、スメカリさんに音楽をお願いし協力してもらった」と話す。

 「観客が展示作品を見て回るのが普通だが、ここではいすに座りゆっくりとお茶や料理、音楽、絵を楽しんでほしい」とも。

 展示時間は12時~21時。水曜定休。11月11日まで。同店では常時約20種の台湾茶のほか、台湾の屋台ではおなじみの魯肉飯(ルーローファン)や黒ごまきなこケーキ、手づくりちんすこうなどのスイーツも提供している。

流求茶館・ブログ大城清太

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