10月に初の「沖縄大好き検定」-沖縄・東京・大阪の3都市で実施へ

「沖縄大好き検定」について語る県内の有識者で構成された委員ら

「沖縄大好き検定」について語る県内の有識者で構成された委員ら

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 沖縄県内の有識者で構成する「沖縄大好き検定委員会」は2月25日、沖縄県庁で会見を行い「沖縄大好き検定」を10月に実施すると発表した。発案は同委員会。会場には、同委員長の尚弘子琉球大学名誉教授のほか、委員の石川秀雄元沖縄県副知事、湖城英知沖縄海邦銀行相談役、田名真之沖縄国際大学教授、名嘉睦稔さん(版画家)らが同席した。

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 事務局は、季刊誌「伽楽可楽(カラカラ)」を発行する伽楽可楽(那覇市牧志3、TEL 098-864-0191)に置き、日本出版販売(東京都千代田区)が運営協力にあたる。

 検定内容は、歴史や暮らし、文化、芸術、音楽、自然、観光など12ジャンルから出題する。マークシート方式で、問題数は100問を予定。認定レベルは、1級・2級・3級の3種で、1級は2級取得者のみ受験できる。初年度は2・3級のみ開催し、1級は翌年実施。公式テキストの販売や事前講習会、観光体験ツアーなども行う予定だという。

 同検定は、沖縄県が掲げるビジットおきなわ計画(観光誘致1,000万人)を実現するための一助になればと発案されたもので、シニア層や修学旅行者、エコツーリズムの補助をはじめとする新たな沖縄ファンの創出や誘致強化、県内観光従事者の資質向上、関連ビジネスの活性化などにつなげたい考え。

 検定は、沖縄のほか東京、大阪での実施も予定し、検定受講者は各都市3,000人を見込む。

 尚委員長は「いろいろな機関、団体、企業などの連携を図りながら継続していくことが何より大切だと考えている」としたうえで、「皆で知恵を絞り、『京都検定』に勝るとも劣らない、楽しい検定にしていきたい」と抱負を語る。

 今後のスケジュールとして、3~6月=公式テキストの作成、7月=公式テキストの販売と受け付け開始、8~9月=事前講習会やツアーの実施、10月=検定試験実施、11月=合否通知発送を予定している。

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