那覇の百貨店「リウボウ」(那覇市久茂地1、TEL 098-867-1171)で3月20日より、沖縄県内のレザー工房による合同展「レザーフェア」が行われている。会場は8階ファンタジアム広場。主催はオリジナルレザー製品を製造販売する「TARUGO(タルゴ)」(安謝2)で、合同展は初めて開催。
参加するのは同店のほか、「マレット」(首里平良町2)、「la・goon」、「LEATHER LIVE」、「core.c」、「MGD」(以上、宜野湾市)の各店。そのほか、個人参加としてレザークラフト作家2人や県外から「gold ax」(兵庫県姫路市)も出店する。
会場では、「オリジナルデザインでほとんどの製品が手縫い」(同店)という本革を使用した革製品を展示販売する。トートバッグやブリーフバッグなどのバッグ類、革製半袖シャツ、靴、革をたたいたり刻印したりして絵や模様を彫刻するカービングのアート作品をはじめ、財布、携帯ストラップなどの小物、革のブレスレットやブローチなどのアクセサリーなど多彩な作品が並ぶ。そのほか、オリジナルストラップやキーホルダー、ヘアゴムの体験教室(525円~、所要時間30分)も開く。
LEATHER LIVEの玉那覇昇さんは「おいしいと評判の石垣牛などの革をなめした沖縄県産の革『琉球原皮』を開発した。生産はまだ少ないが、沖縄で革製品を作る際には『琉球原皮』を使ってもらえるようブランド化を目指したい」と話す。
TARUGO店長の附田夏奈さんは「工房によってそれぞれ個性があり、見ていて飽きないと思う。今後はさらにイベントを大きくし、皆さんにもっと知ってもらえるようにしたい。オーダーメードの受け付けも行っているので、一度見にきてもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~20時30分。入場無料。今月30日まで。体験教室の開催時間は11時~13時、15時~17時。