4月から「観光タクシー認定制度」-117人に認定証交付

4月1日から始まる「観光タクシー認定制度」を前に認定証交付式が行なわれた

4月1日から始まる「観光タクシー認定制度」を前に認定証交付式が行なわれた

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 「第1回沖縄県観光タクシー乗務員資格認定制度」の認定証交付式が3月12日、沖縄産業支援センター(那覇市小禄)で開かれ、試験に合格したゴールドリボン=16人、ブルーリボン=101人に認定証が手渡された。同制度は4月からスタートする。

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 同制度は、乗務員の資質やサービスの向上を図ることでタクシー利用者の満足度の向上や観光タクシーの商品価値の確立、沖縄観光の質の向上などを目的に創設された。沖縄観光コンベンションビューローと沖縄県ハイヤー・タクシー協会、全国個人タクシー協会沖縄支部の3者が、2年前にワーキンググループを立ち上げ、何度も議論を重ね合意に至ったという。「法人・個人タクシー協会が共同で認定制度を創設し資格化するのは全国でも珍しい」(同ビューロー)という。

 認定資格は「ブルーリボン」、「ゴールドリボン」、「プラチナリボン」の3ランク。乗務員の運行記録を参考に無事故・無違反・無苦情の期間や試験の難易度別に資格を判定する。認定者には「認定証」、「認定ステッカー」を配布し、観光施設の入場料免除のほかに、那覇空港に予約専用乗車場所の設置、観光施設での認定者リストの配布、広報活動のサポートなどで優遇する。

 1月下旬に実地研修、2月上旬に接客・観光知識などの座学を受講した乗務員は2月20日に筆記試験、同27日に実地試験に臨み、今回「ブルーリボン」は応募者101人全員が合格。「ゴールドリボン」は43人中16人が合格した。

 同ビューロー受入推進部の砂川佳貴さんは「県内にタクシー乗務員は1万いる。認定者のタクシーを利用することで乗務員の意識も高まり、さらに資格取得者が増えてくるのでは。観光客だけでなく地元の人にも是非利用してほしい」と呼びかけている。

第2回認定は6月から募集を、8月に研修、9月に試験を行う予定。

沖縄観光コンベンションビューロー

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