琉球王朝時代の「お水取り」バスツアー、古式ゆかしい伝統行事を再現

「お水取り」は、琉球国王の年始清め儀式「お水撫で」に使う水を、琉球開びゃくの聖地として知られる「辺戸大川」へくみに行く行事で、首里王府お水取り行事実行委員会が1998年に復活させた

「お水取り」は、琉球国王の年始清め儀式「お水撫で」に使う水を、琉球開びゃくの聖地として知られる「辺戸大川」へくみに行く行事で、首里王府お水取り行事実行委員会が1998年に復活させた

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 琉球王朝時代の伝統行事「お水取り」を再現する「世界遺産登録十周年記念 首里城お水取り行事バスツアー」が12月19日、行われる。主催は首里王府お水取り行事実行委員会。

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 「お水取り」は、琉球国王の年始清め儀式「お水撫で(うびーなでぃー)」に使う水を、琉球開びゃくの聖地として知られる「辺戸大川(へどうっかー)」へくみに行く行事。琉球王朝時代から継承され廃藩置県後に途絶えたとされるが、同委員会が1998年に120年の時を経て復活させた。開催は今回11回目で、首里城の世界遺産登録10周年記念としても行う。

 現地では、伝統衣装で身を包んだ神女(のろ)、王府役人、先導役人、古様(神の歌)を謡う「おもろ」らに扮(ふん)した人らが古式にのっとり「お水取り」行事を再現。そのほか、辺戸公民館広場で「お楽しみライブ」、「目からウロコの琉球・沖縄史」の著者・上里隆史さんを講師に迎え「琉球時代の神と人~外来宗教はいかに関わったか~」を演題に記念講演も行う。

 同委員会の山城岩夫さんは「琉球国王時代の年始清め儀式『お水撫で』の背景となるお水取りを知る絶好の機会。上里さんの記念講演もあるので、興味のある人は早めに申し込みを」と参加を呼び掛ける。

 実施時間は7時30分~18時30分。参加費は3,500円(交通費、昼食代、イベント参加費を含む)。定員は先着80人。申し込みは、ポタリング首里(TEL 090-3794-6666)まで。

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