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那覇市民ギャラリーで「和紙ちぎり絵合同展」-5人で457歳の作品も

メンバー60人が89点を出品するほか、5人で合計年齢457歳のメンバーの「四五七歳(五人)展」コーナーも用意

メンバー60人が89点を出品するほか、5人で合計年齢457歳のメンバーの「四五七歳(五人)展」コーナーも用意

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 那覇市民ギャラリー(那覇市久茂地1、TEL 098-867-7663)で3月27日、「和紙ちぎり絵展 タズ子ちぎり絵サークル20周年記念合同展」が始まった。合同展は10年ごとに開いており、今回で2回目。

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 同サークルを主宰するのは宮良タズ子さん。浦添市を中心に県内のカルチャースクールや老人センター、医療・福祉施設などで「ちぎり絵教室」を開いている。現在のメンバーは約90人で、10~90代と幅広い。

 今回、メンバー60人が89点を出品。海や山の風景をはじめ、花や植物、動物、人物など、メンバーそれぞれが自由なテーマで仕上げた作品が並ぶ。そのほか、さまざまなタイプの和紙を展示する「和紙の種類」コーナーや、和紙を使った付箋、はがき、コースター、うちわ、カードラックなどの雑貨を展示する「和紙を愉しむ」コーナーも。

 中でも、「四五七歳(五人)展」は宮良さんが「ぜひ開催したかったもの」だという。数字は女性5人の合計年齢。それぞれ作品3点、顔写真のほか作品に対するメッセージも添える。

 「80歳からちぎり絵を始めた5人の方の作品を元気なうちに、ぜひ皆さんに見てほしいと思い、こうしたコーナーも設けた。最高齢は94歳、とても90歳以上の方々が描いたとは思えないほどの出来。これまで趣味らしい趣味を持たなかった人たちだったそうだが、『ちぎり絵が命』だと話している」と宮良さん。

 「ご覧になった方は、『本当に和紙だけで作ったのか』と驚いている。和紙の良さ、可能性を皆さんに知ってもらえたら」とも。

 開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。4月1日まで。

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