CD・DVDや楽器販売、ライブハウスを運営する「高良レコード」(那覇市牧志3、TEL 098-861-6394)は5月上旬、沖縄伝統はし「ンメーシ」のデザインをモチーフにしたドラムスティック「赤黄塗り沖縄ドラムスティック」を販売した。
「ンメーシ」は、沖縄のどの家庭にもあるはしで「赤黄箸」や「竹塗箸」などとも呼ばれ、赤と黄色に塗られた竹製のはし。中国から伝わったといわれ、昔はウコンを使用し黄の色を染めたという。
同商品を開発した同店の高良義弘楽器部長は「修学旅行生に沖縄らしいドラム用のグッズはないかと聞かれたのが開発のヒント」と話す。「スティックとはしの形が似ていたこともあり、沖縄らしさを出すために『ンメーシ』のデザインを取り入れた」(高良さん)とも。修学旅行生を対象に沖縄土産として開発した同商品は、求めやすいように価格をかなり抑えたという。「修学旅行生が『面白い』とよく買っていくが、県内のバンドマンにも受けがいい」(高良さん)とも。
高良さんはこれまでにリアルな形をした「ゴーヤーマラカス」や「サーターアンダギーマラカス」(ともに399円)や「ゴーヤーマスカラ」(609円)も開発。女性客が「ゴーヤーマラカス」を「ゴーヤーマスカラ」とよく言い間違えるので、高良さんは「マスカラがあってもいいかという軽い気持ちで開発したもので、『お客さんの一言』がすべて開発のヒントになっている」と話している。
「沖縄ドラムスティックのプロモーションビデオを自社製作した。スタッフがこのスティックで沖縄そばを食べるという内容だが、是非一度見てほしい」(高良さん)。
価格は500円。現在、特典として「ンメーシ」一膳付き。同店ホームページでも販売している。