アートを通じたワークショップやイベントなどの開催・運営を手がける沖縄アートセンター（那覇市牧志3、TEL 098-861-3400）は今年10月、浦添市美術館（浦添市）で初の「沖縄アートフェスティバル～楽園アート花満開～」を開催する。同センターでは、開催に先立ち参加アーティストを募集している。

　同フェスは、沖縄県内若手作家の発掘、育成の場を目指し、アーティスト・日比野克彦さんの協力を得て企画されたもの。「日比野克彦と対決！！」をテーマに日比野さんと若手アーティストらが一つの展覧会を作り上げていく。

　展示方法は、日比野さんと審査員、参加アーティストがディスカッションしながら展示位置を決めていく新しいスタイルで会場を作り上げていくという。期間中、県内では初めてとなる日比野さんの公開制作、新作展示会をはじめ、参加者によるトークショー、ワークショップ、手作りフリーマーケットなども予定している。

　審査により、出品作品の中からグランプリ（大賞）や個人賞などを選ぶ。審査員は日比野さんのほか、現代美術作家で東北芸術工科大学副学長の宮島達男さん、東京都庭園美術館副館長の塩田純一さんらを予定。

　同センター代表の瀬底芳章さんは「著名作家を冠とした沖縄では初めての展覧会だと思う」としたうえで、「日比野さんや塩野さんに作品を見てもらえ、アドバイスなどをもらえる貴重なチャンス。ジャンルは問わないので、さまざまなアーティストたちに参加してほしい」と話す。

　応募資格は40歳未満で、国籍、性別、個人、グループ、プロ、アマ、ジャンルは問わない。ポートフォリオ審査（完成作品図または完成予想図、過去作品5枚、経歴1枚）により参加者を選考する。応募締め切りは8月15日。同フェス開催期間は10月15日～26日。詳しくは、沖縄アートフェスティバル委員会（gimabox@okinawa-art.com）まで。

沖縄アートセンター