那覇商業高校近くに9月1日、麻の実料理専門店「麻麻吏家（まつりや）」（那覇市松山1、TEL 098-995-8486）がオープンした。

　店舗面積は約23坪で、席数は28席。オフホワイトとブラウンで統一された店内は、大理石風のフロアーに竹などをアクセントに使うなど、「清潔感を大切に、モダンジャパニーズをイメージした」（同店）という。テーブル席のほか、カウンター席、座敷席も用意した。

　メニューは、すべての料理に麻の実（ナッツ）や麻の実油、麻の実粉を使い、和洋中にアレンジした料理を提供。「自家製で一番人気」（同店）という麻の実豆腐（450円）をはじめ、「もろきゅう麻味噌添え」（380円）などの前菜6種、「アグーの冷しゃぶサラダ麻の実ドレッシング」（980円）などのサラダ4種、「麻の実オムレツ」（650円）などの一品料理8種、「麻の実フォカッチャ・ヘンプバター添え」（450円）や「エビと麻の実ココナッツカレー」（880円）などのパンやご飯6種、「スパゲティー・ヘンプ（麻）オーリオ・ペペロンチーノ」（980円）や「麻の実生地のピッツァ・マルゲリータ」（1,000円）などのパスタ・ピザ7種などを提供する。そのほか、ヘンプナッツケーキなどのデザート3種も用意。

　ランチタイムは、日替わりランチプレート、日替わり野菜料理のランチプレート（共に980円、ドリンクバー付き）など7種を用意するほか、ディナータイムは、コース料理（2,800円）3種、麻の実料理6品の盛り合わせ「お試し麻の実プレート」（980円）などのセットメニュー3種も用意。ドリンクでは、麻ミルク、麻茶、ヘンプビール、アルーア麻ミルクなどのカクテル、オーガニックワインなども提供。

　「有機・無農薬、化学調味料、無添加の食材にこだわり、安全で安心な食べ物の提供を心がけている」という同店オーナーの木村信教料理長。出店については、「麻の実は日本で古来より親しまれてきた食材だった。現在、その栄養素やエコロジカルな素材として価値が見直されつつあるが、より多くの人に麻の実の食文化や魅力を伝えたいと思い店を開いた」とも。

　営業時間は、ランチタイム＝11時～14時30分、ディナー＝18時～23時。日曜定休。