県立博物館・美術館で「グラフィックデザイン展」-会員12人50作品を展示

日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)沖縄地区正会員による展覧会で、「OKINAWA-海への願い-」をテーマに独自の視点から生まれた作品を展示する

日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)沖縄地区正会員による展覧会で、「OKINAWA-海への願い-」をテーマに独自の視点から生まれた作品を展示する

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 沖縄県立博物館・美術館(那覇市おもろまち3、TEL 098-941-8200)県民ギャラリーで9月9日より、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)沖縄地区正会員によるグラフィックデザイン展「JAGDA OKINAWA DESIGN EXHIBITION 2008」が開催されている。

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 3つの展示室を使い、20~70代の正会員14人のうち12人が、「OKINAWA-海への願い-」をテーマにそれぞれ3~8点を出品し、計約50作品を展示する。作品は写真、イラストレーション、幾何学模様などを使ったものからインスタレーション風のものまで、独自の視点から生まれた個性豊かな作品が並ぶ。

 そのほか、「海」の字の「母」の部分を切り取り、そこへ来場者の「海へのメッセージ」を募り一つの作品として完成させる参加型のグラフィックコーナーも設けたほか、期間中、同館ミュージアムショップで同会員のポストカードやカレンダーも販売する。関連イベントとして14日14時から同館講座室でグラフィックデザイナー・岸本一夫さんによるトークショーも予定。「OKINAWA DESIGN HISTORY 1965-2008」と題し、本土復帰前から現代までの沖縄のデザインの歴史について語る。

 会員で同展の運営にあたる吉田コマキさんは「商業グラフィックデザインは、スポンサーの意向を組んでデザインに落とし込んでいくが、今回の展示会は会員それぞれがデザインの新しい表現手法やデザインの可能性を追求したもので、誰のものでもない自分のための作品といえる。中には、初めて自分のためにアート的な作品を作った会員もいる」と話す。

 「グラフィックデザインとアートの違いを知らせたいという思いもある。こうした展覧会はあまり沖縄では行われていないので、デザイナーを目指している学生にもぜひ見てほしい」(吉田さん)とも。

 閲覧時間は9時~18時(金曜・土曜は9時~20時)。入場無料。今月15日まで。

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