那覇市民ギャラリー(那覇市久茂地1、TEL 098-867-7663)第3展示室で9月9日より、「平成探検隊10周年写真展」が行われている。
平成探検隊は、那覇裁判所に所属する地裁や家裁の調停委員十数名が1998年(平成10年)4月に結成した写真サークルで、毎年3~4回、「探検」の名のもとに琉球王朝ゆかりの地などをはじめ沖縄を中心に撮影会を行っている。会員はOBを含め現在24人。ガイドブックに載っていないような歴史のある道などを「探し」ながら、楽しく撮影することを目的に「探検隊」と名付けたという。
同展は、サークル活動10周年を記念して初めて開催するもの。作品は平成10年~14年、平成15年~20年に分けて展示。人物のほか、風景、花や植物、旧跡、まちぐゎー(市場)の風景など、多彩な作品が並ぶ。会員の又吉清一さんは「10年間のサークル活動で撮った写真のほか、会員が県外や海外で撮った写真も展示した。活動の歴史や作品の質が向上していく過程などが分かるように工夫した」と話す。
「プロの指導者がいない、まったくの素人の集まりだが、年々うまくなっていると思う。来場者に『お気に入りの作品』を選んでもらうアンケートをお願いしているが、その結果を今後の作品作りに生かしていきたい」(又吉さん)とも。
閲覧時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月15日まで。