那覇・壺屋焼物博物館で写真展「壺屋の軌跡」-写真300点、ビデオ映像も

名工の制作風景や、20年前行われていた窯出しの様子、戦前の面影が残るスージグヮー(裏道)など、懐かしくて貴重な写真が並ぶ

名工の制作風景や、20年前行われていた窯出しの様子、戦前の面影が残るスージグヮー(裏道)など、懐かしくて貴重な写真が並ぶ

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 那覇市立壺屋焼物博物館(那覇市壺屋1、TEL 098-862-3761)で11月20日より、田野多榮一さんの写真展「壺屋の軌跡」が行われている。田野多さんは、元壺屋やちむん通り会会長で現在、壺屋に「古美術 壺や」(壺屋1、TEL 098-866-9988)を営むほか、映画監督として壺屋に関する作品も手がけている。

 田野多さんがこれまでに撮りためた約2万枚の写真の中から、約30年にわたり取り続けてきた壺屋に関連する写真約300枚を展示する。戦後の名工たちの製作風景をはじめ、戦争の破壊から奇跡的に残った荒焼(あらやち)や上焼(じょうやきち)の登り窯、20年前まで壺屋で行われていた窯出しの様子、壺屋最古のシーサー、戦前の面影が残るスージグヮー(裏道)、今でも大切にされ人々の心のより所となっているウガンジュ(拝所)、同館の建設の様子、壺屋通りの石畳道の完成至るまでの会議の様子や工事風景など、壺屋やちむん通り会のこれまでの活動の歴史などをとらえた写真なども。

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 そのほか、戦前や戦後を代表する名工や窯などの写真資料や作品なども展示するほか、田野多さんが監督、監修した壺屋に関するビデオ映像も自由に見ることができる。

 田野多さんは「懐かしい写真や貴重な写真も展示した。壺屋は那覇の真ん中にあるとは思えないほど静かで、さまざまな魅力がいっぱいある。写真を見た後に実際に壺屋をゆっくり散策してもらえたら」と話している。

 開館時間は10時~18時。月曜休館。今月30日まで。

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