那覇市中心市街地の将来について考える「なはまち連絡会」(那覇市牧志3、TEL 070-5480-0858)は2月18日、会員向けに配布していたフリーペーパー「まちなか現在」をリニューアルした。
同会は、第二牧志公設市場跡地の利用問題を契機に周辺住民や商店主が集まり、同跡地がチャレンジショップやエコアンテナショップが入居する「にぎわい広場」として運用を開始した2005年6月に発足。広場周辺や中心市街地のまちづくりを考える会として活動を続けている。今回、これまで2年に渡り会員向け広報紙として配布していた同紙の内容を見直し、より地域に役立つ情報が網羅されたものへ刷新する。中心市街地周辺の店舗や公共施設などへ配布エリアも拡大するという。
紙面内容は、周辺小学校や公共施設の予定を掲載したカレンダー、イベントや映画情報などのほか、中心市街地周辺で行われた行事の様子、関係者へ「まちへの想いを聞く」インタビュー記事など。広告も中心市街地の商店による地元住民の来街を促す内容とするなど、中心市街地の情報に特化した紙面とした。
同会事務局の佐々倉玲於さんは「地域にこだわり、多くの人の手にわたり読まれる紙面を目指した。観光客ではなく、中心市街地で住む人と働く人をつなぐ道具としたい」と話している。
A4サイズ8ページ、カラー、部数は2,000部。今号は準備号と位置付け3月末にも次号を発行する予定。今後の継続的な発行のために広告掲載や配布協力のほか、紙面作りへの参加者も募集する。「地域限定のものを地域の人が作ることに意味がある。試験発行する中で継続できる体制を整えたい。多くの人の協力が得られれば」(佐々倉さん)と呼びかけている。