那覇市久茂地公民館で写真展-「沖縄基地」「戦世 沖縄」をテーマに構成

写真家・豊里友行さん撮影の写真集「沖縄1999-2010 戦世(いくさゆー)・普天間・辺野古」出版に合わせて開くもので84点を展示する

写真家・豊里友行さん撮影の写真集「沖縄1999-2010 戦世(いくさゆー)・普天間・辺野古」出版に合わせて開くもので84点を展示する

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 那覇市久茂地公民館(那覇市久茂地3、TEL 098-867-0342)1階ロビーで5月24日、俳人で写真家の豊里友行さんの写真展「沖縄 1999-2010」が始まった。

 同展は、豊里さん撮影の写真集「沖縄1999-2010 戦世(いくさゆー)・普天間・辺野古」出版に合わせて開く。写真集は、普天間飛行場の閉鎖や撤去問題を多くの人に共有してほしいと願いを込めて緊急出版するという。「戦世」は、沖縄の方言で「戦争時代、特に太平洋戦争」を意味する。

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 展示は、写真集同様に「沖縄基地」と「戦世 沖縄」をテーマに構成。住宅地と普天間基地の写真、米軍ヘリ墜落の傷跡が残る沖縄国際大学の校舎、基地の回りのクラブで働くフィリピン人女性、米兵などの人物写真をはじめ、読谷村で行われた抗議行動、会海上デモ、慰霊の日に祈る少年、太平洋戦で腕を失った戦争体験者、ガマ(洞窟、戦時中防空壕として使用)などに残る遺骨の写真など84点が並ぶ。豊里さんは「基地反対とか賛成とか、沖縄の人や米兵などを分けることなく、今ある沖縄の姿をとらえて」と話す。

 豊里さんは「鳩山首相が普天間基地の代替施設を県内移設と明言したが、今ウチナーンチュ(沖縄の人)一人ひとりが自らの言葉で沖縄問題を語り始めている。わたしはそうしたウチナーンチュを写し取る鏡のような存在なるよう努め、写真家として沖縄の声をこれからも発信し続けたい」と話す。

 開館時間は9時~21時。入場無料。今月31日まで。写真集は5月下旬に出版予定(沖縄書房、840円、104ページ、モノクロ)。同展は6月14日~30日、沖縄市銀天街でも開催予定。

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