沖縄をモチーフにしたオリジナルTシャツの製造販売や沖縄雑貨などを扱う「琉球ぴらす」（那覇市与儀1、TEL 098-832-5695）は1月5日、那覇・国際通りに接する浮島通りに「琉球ぴらす浮島通り店」（牧尾2、TEL 098-863-6050）をオープンした。同店が支店を出すのは初めて。「ぴらす」は沖縄宮古島の方言で「出発する、旅立つ」の意味。

　店舗面積は1階、2階合わせて約18坪。築50年以上となる長屋風の木造民家の一角を占める店舗は、白を基調に新しい木の香りが漂う。1階は売り場スペースで、2階にギャラリースペースを設けた。出店について同店の翁長優子店長は「与儀店は今年4年目になるが住宅街にあり、分かりづらい場所でお客さんに迷惑をかけていた」としたうえで、「昨年12月上旬にこの物件を見つけ、わずか約1カ月でオープンした。フラッグシップ店としての役目もある」と話す。

　取り扱う商品は、オリジナルデザインTシャツをメーンに、沖縄在住の人気紅型作家や若手アーティストらとのコラボレーションTシャツ（2,373円～）も用意。Tシャツはキッズ用、七部袖、長袖、パーカーなどもそろえる。そのほか、「琉球的雑貨」と名付けた、島ぞうり（ビーチサンダル）に手彫りで絵柄を描いた「島サバ★タトゥー」（2,310円）、巾着（大＝1,680円、小＝1,470円）、ブックカバー（1,365円）、てぃさーじ（手ぬぐい、735円～）、名刺入れ（1,260円）、月桃便箋（420円）、トートバッグ（1,575円～）、ストラップ（420円）、キーホルダー（1,890円）、ネックレス（1,680円）、ブレスレット（1,365円～）、ポストカード（150円～）などをそろえる。「沖縄を素材に『こんなのがほしかった』と自分たちが思えるようなTシャツや雑貨をスタッフがすべて手作りしている」（翁長店長）という。

　客単価は約3,000円で、客層は30歳代の女性が中心だが、「紅型の古典柄を使った顔シリーズが男性に人気があり利用が増えている」（翁長店長）と話す。

2階ギャラリースペースでは今後、さまざまな企画展を行う予定で「作家さんやアーティストの顔が見えるような展示会を2月後半ごろから行いたい」（翁長店長）とも。

営業時間は11時～20時。

琉球ぴらす