那覇で写真展「脳みそポートレート」-写真家・石川竜一さんが個展

さまざまな手法を用い、「自分の頭の中にあるイメージや感情を写し取った」という作品約180点が並ぶ

さまざまな手法を用い、「自分の頭の中にあるイメージや感情を写し取った」という作品約180点が並ぶ

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 沖縄県立博物館・美術館(那覇市おもろまち3、TEL 098-941-8200)県民ギャラリーで9月7日、写真作家・石川竜一さんの個展「脳みそポートレート」が始まった。

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 石川さんは1984(昭和59)年、沖縄県宜野湾市生まれ。大学在学中より独学で写真を始める。2010年、沖縄を代表する舞踊家・しば正龍さんを約3年間撮り続けた写真集「SHIBA踊る惑星」を出版。

 同展では、「脳の中にある自分のイメージをポートレートする」をテーマに、石川さんが写真家を志し約6年の間に制作した全作品約180点を展示。人物と模様のポジフィルムを重ね印画紙に焼き込んだ実験的な作品や、カメラを用いずに印画紙上に直接物を置いたり、現像液をたらしたり、感光させたりするなどのフォトグラムの手法を用いた幻想的な作品など、「自分の頭の中にあるイメージや感情を写し取った」という作品が並ぶ。

 石川さんは「写真は対象物を写すものだが、自分にとっては対象物を借りて自分自身を写し込むものだと考えている」とし、「作品を見た人が、これは何だろう、なぜこう表現したんだろうと、自分で何かを考えたり感じたりするきっかけになれば」と話す。

 開催時間は9時~18時。入場無料。今月12日まで。11日15時から、カメラ、ストロボを使ったライプパフォーマンス「シューター」も予定。

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