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那覇の紅型工房で「カッパ展」-作家・舌ヒデ子さんが沖縄で初の個展

信楽の土をベースに高温で焼き締めた素朴でユーモラスなカッパの陶彫をはじめ、染付けの皿や茶わん、花器、墨彩画、ポストカードなど約100点を展示

信楽の土をベースに高温で焼き締めた素朴でユーモラスなカッパの陶彫をはじめ、染付けの皿や茶わん、花器、墨彩画、ポストカードなど約100点を展示

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 那覇・首里高校近くの紅型工房「首里琉染」(那覇市首里山川町1、TEL 098-886-1131)で11月18日、作家の舌(ぜつ)ヒデ子さんの沖縄で初めての個展「初めての沖縄 河童さん展」が始まった。

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 舌さんは京都市在住。カッパをモチーフに独自の世界を陶彫や墨彩画で発表し続ける。私設ギャラリー左司馬(さじま、京都市左京区)で個展を開く傍ら、東京・大阪をはじめとする各地で個展を開いている。

 作品は、信楽の土をベースに高温で焼き締めた素朴でユーモラスなカッパの陶彫をはじめ、山野草を中心に筆を生かした手描きの染付けの皿や茶わん、花器、墨彩画、ポストカードなど約100点を展示。

 「アイウエオ」「母ちゃん」「学長と生徒」「父ちゃん肩ぐるま」「お掃除するぞー」など身近な事柄をモチーフにした作品は、畳の上やテーブル、チェストなど、さまざまな場所に展示し、ほのぼのとした空間を演出する。

 舌さんは「日ごろ思ったことや感情を表現するのにカッパが適していたから。身近なものをモチーフに、誰にでも分かりやすい作品作りを心がけ、皆さんが花を生けたりなど、何か参加できる作品を目指している。自由に見て何かを感じてもらえたら」と話す。

 営業時間は9時~18時。入場無料。今月23日まで。展示作品は販売も行う。

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