ガレッジセール・ゴリさん監督「ロクな人生（仮題）」の製作発表会が12月4日、作品の舞台となる「大衆食堂ミッキー」（沖縄市中央3）で行われた。ゴリさんや出演者、東門美津子沖縄市長、仲村富吉さん（沖縄市観光協会会長）らが参加した。

ロケーションは沖縄市を中心に行われた。

　沖縄市で映画を撮るのは「南の島のフリムン」に続き2作目となるゴリさん。「コザ（戦後の沖縄市周辺の地域の呼び名）の魅力は深いもの。もっともっとコザを映したいなと思っていたら、今回沖縄市の短編映画の依頼があり、南の島のフリムンでは出せなかった心残りだったコザの部分を描いていくチャンスだと思っている。30分の短編映画だが中身がぎゅっと詰まっている」と自ら作品を紹介した。

　主演する橋本真実さんは「撮影は本当に楽しく進んでいる。とにかく沖縄の人たち、登場人物がすごくすてきでおかしくて…。私はその人たちに翻弄（ほんろう）されていく。心温まる、面白おもしろくてクスクス笑うシーンがたくさんあるのでそれを楽しみにしていただけたらなと思う」と撮影中のエピソードを紹介した。

　また、東門市長は「ゴリさんが沖縄市の映画の監督になると聞いて飛び上がって喜んだ。今年、沖縄市のちゃんぷる～大使になっていただいたガレッジセール・ゴリさんに、2作目を撮っていただき、すごく楽しみにしている。『コザにくるとなんか落ち着く』ということで、多くの人たちにそう感じてもらえるような町にしたいし、そういう作品に仕上げていただきたい」とエールを送った。

　作品は、2014年3月20日～24日に開催される第6回沖縄国際映画祭で行われる「地域発信型映画」で公開を予定する。