画家・小浜晋さん、那覇で個展-想像上の妖怪「ブナガヤ」描く

会場には、動物、植物、自然の風景の中で遊ぶ「ブナガヤ」の素朴な温かみが伝わる作品44点が並ぶ

会場には、動物、植物、自然の風景の中で遊ぶ「ブナガヤ」の素朴な温かみが伝わる作品44点が並ぶ

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 リウボウ美術サロン(那覇市久茂地1、TEL 098-867q-1291)で9月1日、画家・小浜晋さんの個展「舞啼我夜見参(ぶながやけんざん)!!」が始まった。今年で5回目。「ブナガヤ」は、沖縄本島北部の山原(やんばる)に伝わる想像上の妖怪。

 沖展会員でもある小浜さんは、1980年代にブナガヤに魅せられて以来、ライフワークとしてブナガヤを描き続けている。ブナガヤを地域文化の一つとしてとらえ、「平和とエコロジー」をテーマに広く内外にメッセージを発信している。

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 会場には、動物、植物、自然の風景の中で遊ぶブナガヤの素朴な温かみが伝わる作品44点が並ぶ。作品は、30×30センチの厚紙に鉛筆とサインペンのみで描くという小浜さん独自のスタイル。「グレーがかった厚紙の色と黒のバランスが好きで、ノスタルジックな雰囲気が作品に合っていると思う」と小浜さん。紅型の型紙を意識した影絵のようなモノトーンの作品のほか、原画をコンピュータに取り込みバックに加工を施したカラー作品、作品4点を一つにまとめたシリーズ作、絵本なども。作品は販売も行う。

 小浜さんは「ブナガヤは妖怪ではなく自然環境のいいところに住む人間とは別の生き物で、平和とエコロジーの象徴だと考えている。作品1万点を目標に毎日1点を仕上げることを日課にしている」とし、「ギャラリーは堅いというイメージがあるが、多くの子どもに見てほしい。古き良き沖縄の風景や世界を感じてもらえたら」と来場を呼びかける。

 閲覧時間は10時30分~19時30分(最終日は17時まで)。入場無料。今月7日まで。